住人達のロコミ

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宣伝もしないで、住んでいる人たちが口コミで広めているようですね。これだけの施設であれば、たいていの人は気に入るんじゃないでしょうか。人間関係は、どこへいってもいろいろなことがあるのは当然ですし、それらをひっくるめて、私は楽しくやっています。スタッフも若いけれど、1生懸命やってくれています。実は昨日、ピアノを買ったんですよ!いままではシアタールームに置いてあるピアノを使っていたんですが、これからは自分の部屋で練習ができる。それで早速、今朝から弾きはじめました。隣に迷惑がかからないように、小さな音で弾いていたら、「もっと聞きたいから、大きな音を出して」なんていわれて。早く上達してみんなの前で弾けるようになりたいと思ってるんですけどね。教師時代は、出世よりも生徒の悩承を解決したり面倒を見ることに迩進していた岡さん。生徒たちからもおおいに慕われ、年に1度は、関東に住む教え子たちが岡さんを囲んで同窓会を開くという。若いころはいろいろな仕事に就き、働きながら大学を出たという厳しい日炎を送っていたが、その分、いまは24時間を自分のために、いきいきと使っているのである。

幸せの老後を送る

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予定が入っていたので辞退したが、乾さんは、「それじゃ仕方がないわねえ」と、例の江戸っ子口調でサバサバと語りつつも、エントランスまで残念そうな表情で見送ってくれた。外に出て来た道を戻ろうとすると、歌声が聞こえてきた。男女のコーラスである。もしかしたら岡さんが参加されているサークルかもしれない。ジム、サークル、習い事と、とにかくエネルギッシュに活動する岡さん。きっと今日も夕方までのスケジュールはいっぱいだろう。黒く、そして深い瞳が印象的だった。幸せになるかどうかは考え方で決まる…乾さんがいっていた。そのとおりだろう。人の生き方はいくつになっても心の持ち方次第ですべてが決まるのだ。乾さんだけではない、入居者の誰もが、自分の下した選択に自信を持ち、孤独に打ち勝ってそれを実践しようとしている。私にも、いや誰にでもいつかきっと思えるようにないたるところに「トトロの森」はあるのだと。幸せな老後を送るために、必要なものは何だろうか。